ひとくちに「公務員」といっても多様な種類がありますが、「一般行政職」と「警察官?消防官」に大別されます。公務員コースでは、この大別に対応して、二つの履修モデルを用意しています。
「一般行政職モデル」は、國や地方自治體の行政機関で市民のための行政機能を擔う公務員です。行政法などの法律専門知識をはじめ、経済學を含めた幅広い知識を身につけると同時に、公務員に求められる行政的センスおよび高い倫理観を培います。「警察官?消防官モデル」は、市民生活の安全と社會秩序の維持を擔う公務員です。高い精神力と倫理観、そして強靭な體力が求められます。
このコースでは、Sコース「公務員講座」との連攜も強化しながら、「公」のために貢獻する高い正義感と行動力を身につけ、公務員をめざします。
「一般行政職モデル」では、國や地方自治體の行政機関の擔い手となることをめざし、公務に求められる法律知識をはじめとする様々な専門知識を習得します。警察官や消防士をめざす「警察官?消防士モデル」では、これらの職務に必要な憲法?民法?刑法?行政法などの知識を中心に學習。また、どちらの履修モデルでも経済學など幅広い知識を身につけ、公務に攜わる上で欠かせない倫理観?価値観も養います。
さらに演習等を通じて、「問題があればその対象の構造をとらえ、根幹の問題點を把握し、解決に導く」といった、実踐的な課題発見力や解決力を養成。公職としての意識を高め、國や地域を支える公務員としての素養に磨きをかけていきます。
「憲法総論」「民法総則」「行政法Ⅰ?Ⅱ」「地方自治の法と政策」「刑法総論」などの専門科目のほか、公務員採用試験に関わる知識を共通教育科目で履修。「數的推理(數の性質)(確率と図形」「判斷推理(論理)(図形)」「文章理解Ⅰ?Ⅱ」「資料解釈」といった科目や演習では、公務員に求められる分析力や判斷力を身につけることができます。
また、「経法相互乗り入れ制度」による「地域生活と経済」「社會政策総論」などの學修は、より深く広い視野を磨くためにも有益。
さらにSコース「公務員講座」と正課授業との連攜も強化しており、4年間で體系的な學習を進めます。「國家公務員採用Ⅱ種試験」「地方公務員上級採用試験」「警察官採用試験」「消防官採用試験」といった難関試験合格をめざし、きめ細やかにサポートできる體制を整えています。